目玉焼きは塩水のお味
お母さんになった同級生に会いました。
赤ちゃんと、その子のお母さんも。
20歳なんですよね、同級生だから。
私、ハタチって若いと思うんです。だけど目の前に毛のフサフサした赤ちゃんが居て、
同級生はこの子を産んだんですよ。
不思議で仕方がない、
さっきバイバイした後ろ姿。
服屋さんに入って、
姿見に映った私はチンチクリンで、
どう睨めっこしても、その手に子供は居ませんでした。想像出来ない。そして私はいつまでも子供のつもりで居る事を再認識する。
一番に考えるのは、もう自分の事じゃないんだ。何よりも優先すべきというか、しようと思えるものがある。そしてそれは責任でもある。生を背負うという大きな責任。
さっき会ったあの子はもう、母親。
産むって、
なんだ、
産む。
命を
産む。なんなんだ
………………………あかんもう未知数。
頭パンク。知恵熱でそうですわ。
考えたって到底分からない。辿り着かない。子供と共に育つんだろうな。お母さんも一緒に逞しくなって行くのだろうな。
なんだろう、
やっぱり出産って、特別な事ですね。
そういや、
その子にいじめられてた事もあったなぁ。。。今全っ然関係無いけど、
いやあるな、ある事にする。
小学生の私には一大事だった。もはや歴史
だけどそんな事も流れて行く程、母の背中は格好良かった。
まあ電気ショックが流れたというお話でした。散ッ!