オレンジの猫じゃらしとバク
口から出た言葉や文字は段々と身体を離れていく。しかし放った責任は一生付いてくる。
少し前に書いた文章を読み返す時そう感じる。
覚えていないけど、これは自分の口から出た言葉なんだなーとその事実だけはあって、変に客観的になる。
今の私は、ぜんぶぜんぶ今までの私と繋がっている。私の後ろにほそーーい糸が沢山伸びてここに居る。
へんなの
夢日記は特に凄い。最早怖いノートだ。
目が覚めてもなお、余りに記憶に残っていたら、覚えている絵と説明をノートに書くようにしている。何コマ漫画みたいに。
誰の体験でもないのに、読み返すと遠い体感が蘇ったりする。
あ〜、あったな〜。とか思う。
変な記憶。
後々読み返した時の為の娯楽だから、出来る限りのクオリティーで書くとなお良し。
前の舞台が終わった後に、今から千秋楽という夢を見た。
小屋に着いたらすぐ本番で、気持ちを準備する時間は無いし、舞台裏では疲れたお婆ちゃん達が開演まで寝転がっているし。
気分転換に外に出れば母と祖母が、広い駐車場を荒い運転でこちらに向かってきて、ニヤニヤ私を見て通り過ぎていった。
早く中に入ってねと声をかけて、もうすぐ開演なので私も中に戻ると、
私の出るきっかけはとっくに過ぎており、
急いで舞台へ出て、6つのランタンに火を灯そうとするが、どうもつかない。
よくよく見ればランタン達は
ぜんぶ消臭力だった。
頑張ればなんか灯せる気がしたけど、できなかった。
とまあこんな感じで、他人の夢の話ほど手持ち無沙汰になるものはありませんよね。
しかし本人はとても楽しいのです。
早くこれも絵日記にしなきゃ
おほほほほ
夢はどこから引っ張られてくるか分かりませんね。
だけどきっかけは自分の中にしかないというのがまた楽しい。
今夜は夢を見るでしょうか、
起きている私のどこから何を取ってくるのでしょうか。
少し楽しみに今日を過ごします。
いい天気です。
では、散ッ!!!