稀記

坂口美紅です。

目玉焼きの匂い

私の弟は、私が気付かぬうちに家でエスプレッソを淹れるようになっていた。
何か器具があって、
それは使う程 豆の油が馴染んで、よりまろやかなコーヒーを作る様になるらしい。
あと器具は水洗いらしい。中にゴムが着いているからフォークか何かでクイッとすると外れるらしい。

そしてコーヒーカップはお湯をくぐらせて温めておく方が良いらしい。

彼は高校の寮でどう過ごして来たんだ。
高校の男子寮だぞ、
一体どこでスイッチが入ったんだ。
一杯淹れてくれと頼んだ。
教えたるから自分で淹れと言われたが、聞こえないふりをした。

私は目玉焼きの匂いに連られて降りてきたのだもの
まず目玉焼きの匂いって分かるもんなんだという自分への驚き。
デニッシュパンに乗せて、
流れる黄身と戦っていた。

コーヒー見学に行くと、砂糖の説明をされた。
無くなったら補充する事!と紹介されたのは、
コーヒー専用の砂糖さんだった。
はじめまして。

出てきたエスプレッソ。
半分はラテにし、半分は砂糖さんを入れて飲んだ。
美味しかった
コーヒーを飲むとお腹が痛くなるがそんな事はどうでもいい。お腹痛くなればいい。
美味しい物食べて飲んでするんだ

私が知らない間に私の知らない知識を得た弟が、羨ましいんだろうな

彼は今エスプレッソ専用のカップが欲しいらしい。
いるのかそれ?と聞くと
欲しいんだ
と答えた。へー

・神頼みしたらお給料入ってた
・稽古場で色んな人と目が合うこと
・馴染めない青色と私との間に、まず薄青いベールを通す気持ちでしたネイル

以上!散ッ!!

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