日記

坂口美紅です。

#平成最後のいちごオレ

平成が最後の日になってしまったらしい。

そんな今日はアルバイトをしておりました。

どんな1日だったか、

 

働く店内、お母さんと手を繋ぐ女の子の背中に赤いマントがはえていました。

「とタタッ」っと駆ける後ろ姿、サラリと舞った長い髪と赤いマント。

錯覚なのか、現実なのか、真実はどちらでも良い、平成最後の日に、眼前2秒、永遠のヒーローが居た。

 

彼女について書こうと思った時、女の子と呼ぼうか少女と呼ぼうかを考えた。この出来事をメモにとる時ふとツッかかった。この時初めて、私の頭に女の子と少女との使い分けがある事を認識した。それは平成最後の日の事だった。

 

それから、今日もボールペンを忘れました。

ボールペンが無くとも、せめてシャープペンシルくらいは常に持ち歩いているものですがそれも、忘れてしまいました。

勝手に借りたボールペン、凄く書きやすい。書きやすすぎて文字は暴れて暴れる。

 

配達してくれている佐川急便さん

前より少し、親しい音で話してくれる。

 

従業員の休憩室へ入ると、そこでは沢山の戦友達が休息をとっていた。

 

自販機のパンは売り切れ、いちごオレは準備中。

平成最後の昼食に、菓子パンを求めて迷い無くこの自販機に向かった人々をどこか愛しく思い、

売り切れでは無い いちごオレに口元を緩めました。

 

また働いて、良く疲れてまた休憩室、

良く冷えたいちごオレを無事手にした私は、星を得たマリオでした。

定常的では無い「どうしても」という本日の好物は、特別格別です。

 

 

平成最後の日

こんな事がありました。

令和最初の日も、その次の日もそれなりに、何かあるのだろうな。と思います。

 

そうしてきっと、数十分後には皆んな叫ぶのです。

ハッピーニューエラ〜( ✌︎´ ▽ ` )✌︎

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誰も入ってこないのに片付けないと叱られる年末

前の晩、睡魔に負けて温かい靴下を探さずに布団へ入った夜の後迎える朝、

目を覚ますと、自分の足先が温まっている事に気付く。

凄い幸福感、

 

私の足、温かい。

静かに擦り合わせる同じ温度の右足と左足。

もそもそと動かしても冷たいところが無い布団の中。

冬だけ使う毛布の肌触り。

糸が緩み切った朝

 

静かな窓の向こうはきっとガラスの世界だ。

 

 

夜、雪の降り始めは「気のせい」から始まる。

視界の隅で何かが一つ落ちる。

薄手の手袋では太刀打ち出来ず、狭い手袋の中で手をグーにする。

 

視界の隅で何かが一つ落ちる。

どこまでも声が届いてしまいそうな寒さ、

 

視界の隅で何かがまた一つ二つと落ちる。

視線を少し遠くにやると、

 

視界の隅々まで音もなくゆらゆらと降り広がる雪。

 

闇の中を、音もなく、気のせいに化けて既に踊っていた。

 

街灯の近くでは姿を現すので、見上げて、ボーッと見つめる。

 

ピッタリと肌にくっ着く寒さを振り落とそうと先程まで足を早めていたのに、

 

降ってしまえばゆっくりと、遠回りをして帰ろうと思う。雪が降れば寒さを受け入れてしまう不思議。

 

昔遊んでいた公園、いつもは外を通るが、

真ん中を突っ切ってみる。

霜が降りた落ち葉は、歩く度にシャクシャクと音を立てる。

 

 

冬の夜は広く静かに裾を広げて

今晩起こる事や音を、一つづつ記憶していく

 

 

今日は大晦日

晦日のうち、年内一番最後になる晦日

今日の夜 24時からは新しい一年を数え始める。あなたも、私も、皆も

 

仕切り直す、考え直す、

何かをしなおすには持ってこいの一日を迎える。

明日の朝も、なんてこと無く寒いくせに、

いつもと何も変わらないくせに、

 

それでも、

区切りとは良いものだと思わされる。

何かが始まる気がしてしまう、

必要なんだ人には区切りが、

恋人には記念日が

働くものには祝日が

 

 

さ、今晩何チャンネルで年を越すか考えなくちゃね

 

皆様、良いお年をお迎え下さい。


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蛍光のシミでうやむやにした贅沢。

朝コンビニへ立ち寄ると、

安い肉まんは加熱中。

落ち込みはしたけれど、高い肉まんを食べてみる運命だったのかもしれないと思った。

カラシを付けてもらう。いつも付けないけど一つ付けてもらう。

 

誰も居ない駅の待合室、こんな所ですみません。

とてもお腹が空いていることを理由に口へ運ぶ。

一口目で、鼻先にカラシの矢がジャストミート。ツツーンと貫いた。

高い肉まんは、551に比べれば独特じゃないが、皮は厚くてなにしろ美味しかった。

 

初めて知った、

肉まんに、カラシ一つでは足りないって事。

 

それから、不慣れなカラシは白い上着

ペチャっと付いてしまった。

あー、

まあでも、美味しいし、しょうが無かったかな。

カラシを拭き取った跡は思っていたより黄色い

 

待合室に、おばあさん2人が入って来た。

知り合いでは無いらしいが、お話をしている。

「駅のアナウンスは録音なのか録音じゃないのか」について

 

早いとこ肉まんを食べきってしまおう。

残りを急いで口に入れた。

 

「お姉さんはどう思う?」

 

!!

もごもご

ごくん

 

「……録音だと思います。」

 

駅員さんは大変、給料は幾らだろう、退職金は多いらしい。お金は大切にね、無駄使いせずに、この国の税金の使い方はどうなってるんだ、お姉さんはこの辺で有名になって、皆を引っ張って、良い政治家になってね。年金を払っても、お葬式に5万しか貰えないのよ、私の友達がそうだった、お姉さん、良い政治家になってね

 

学生さん?、親御さんも大変でしょう、私達は貧しかった、勉強したくても出来なかった、食べ物も無かった、小学六年生の時お使いに行った先で玉ねぎを貰った、母がとても喜んでいた、食べるものが無かったから、最近の人は贅沢で、お金が溜まったら旅行に行くらしい、

 

そういう話

 

私は黄色いシミを隠した。

初めから相手に見えてはいなかったし、

特に旅行に行く予定も無いけど。

 

 

お姉さんは、何か部活してるの?

 

 

5秒間、あーーという声と共に嘘をついてしまおうかと考えていた。冷静に、

冷静に、運動部に見えるものを持っていないか探していた。

 

人生で一番長い、あーーだった。

 

演劇を、しています。

 

嘘を言う勇気の方が無かった。

今思えば別にこれは部活でもないよな

 

それはそうと、こんな前振りあるのか!

全然政治家に向かって進んでないです私!!

ましてや誰も待っていない所を進んでいます、そう、別に誰も待ってやしないんです。

 

全世界の父母に改めて感謝していた最中です私…!!

 

 

「芝居?」

 

 

 

 

 

 

 

「良いわね。」

 

 

良いわね?

 

良いわね!

 

お姉さん、いやぁー、凄く良い顔してる、帽子取ったら全く別人になるし、気付かんわ、あなた向いてるわ、役者向いてると思う、見て、凄く良い顔してるわぁ、眼鏡してても良い顔よ、分かるわ、頑張りなさい、応援するわ、頑張ってね、

 

なんかもう帽子も眼鏡もめちゃくちゃ恥ずかしかったけども、、

 

 

そうしてひとしきり褒めて貰った後、おばあさん達は「もうそろそろだから」と待合室から出ていった。

 

 

通り雨、スコール、嵐、

 

肉まんを買った時からこの嵐が来る事は決まっていたんだ多分。

 

なんだか分からないけど、

無駄使いをしないで、時たま、この高い肉まんをまた食べなくてはならない気がした。

この高い肉まんは、ただの高い肉まんでは無くなってしまった。

つまり、娯楽肉まんでは無くなった。

 

 

 

実は、今日は高い肉まんと一緒にチョコレートも買ってしまいました。

 

 

 

 

雨が降ってる

 

もう誰も居ないその部屋から出た私は、

次の電車を待ちながら、蛍光に光るシミをゴシゴシと擦った。


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頬杖をつきながら不規則に揺れる背中達

一般教養、座学

教室に入ってすぐの、一番後ろの席

 

講義をBGMに、机下からおしゃぶり昆布の梅を取り出して静かにしがむ。

これが平成最後の

というより人生最後の、後期授業始まりである。

 

先生は丁寧に謙遜しながら自慢話をしている。

学校。

 

もう次の春からは無いのか、なるほど。

 

遠くの先生の目線を気にしながら、顎を動かすタイミングを見計らう。

 

後ろのドア付近は、授業が始まっても人通りが多い。

遅れてきた人は教卓前の資料を取りに行く。

 

知っている光景

これも懐かしくなる日が来るか

 

前から二列目の人の鉛筆キャップが高い音をたてて床に転がった。

その人は一向に拾いに行かない。

だけどソワソワしている。

 

 

 

今日は雨、

 

「雨、一限、授業始まり」

 

良いね。       良く起きれたね。

 

散ッ!


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添削にも向かない文章。

今日は卒業公演の通し稽古がありました。

 

集大成という言葉の意味とトゲを知りました。

 

通し稽古に恐怖がいっぱいだった夜、

明日は必ず来るよ!と背中を押してくれる曲は沢山あるのに、来て欲しくない明日に備える為の共感ソングは無いという事に気付きました。

来て欲しくなかった時間がやって来た後、落ち込んだ時に、それでも陽は昇るさ!という曲しかないじゃないかと。今の私も掬ってくれよと。

ぶつくさぶつくさ

 

そんな一日も、もう終わり。

夜です。

 

帰路、今日は疲れただろうと、イヤホンを着けてバラードを選んだけれど、どうも違う。

シャカシャカした、大股で歩きたくなるような曲に落ち着きました。

つまり

疲れたけど、疲れてない

ただ、瞼を閉じたらそこがハンダゴテで溶接されるだろうなという帰り道でした。

つまり良い日でした。

 

散ッ!


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勇気についての考察

セブンイレブンの唐揚げ棒、

最後の一欠片がひゅるんと落ちそうになった。


全神経で「 ビクッ! 」とした。

 

なんだ、しっかりと棒に繋がっているじゃないか

こんな小さな肉片に脅かされるとは、

私の肝っ玉は小さいものだなぁ。

と、思いかけて止めた。

 

強靭な精神を持ってしても、最後の美味しい一口が落ちるッ!となったら

寂しさとか、予測外の動きだったーとか諸々詰め込んでビクッと、するだろうさ!

 

そう思うとなんだか可笑しくて、

これから先私の心が

生きた分だけ強くなって、

とっても強くなっても、

最後の一欠片がナマケモノみたいに棒からぶら下がったら、諸々一瞬にして過ぎった事を詰め込んで

 

「 ビクッ! 」とするんだろうな。

 

そう思うと、ビビるのも怖くない。

 

ボブサップだって、ナポレオンだってきっと、唐揚げ棒に脅かされるのだ。

 

私は最後の一欠片を、しっかりと味わいました。

 

今日はこれにて、散ッ!


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吹いた息は空の青さの肥やしに

私は今、福神漬け。

単品のつもりで歩いていても、

ひょいとカレー皿の端に乗せられるのです。

あぁ、全てはカレーありきだったのかもとさえ思うのです。

 

カラスが坂を歩いていました。

それを見て、思ったのです。

トリは翼があるから飛べるけれど、その前に足があるではないか!と

まず、歩けるではないか!と

 

だからそれを見て、思ったのです。

自分の持っているもの、見直してみよう。と

 

私は何になろうか

もう、無意識下の福神漬けはいやだな。

私は強くなりたいのだ。

 

 

心地よい春の風は、

目と鼻に痒みをもたらしながらも、

私の表面に着いたアカやサビを

どこか遠くの、温かい島へ、スーーッと運んでくれるのでした。

 

散ッ!


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