稀記

坂口美紅です。

ちなみにダブルです。

 

人生で初めて、スウェットで外に出てしまった。


事の発端は

pm19:36トイレットペーパーを切らした事に気が付いたから。


だからパーカーを被って、お昼間外出した時に履いていたズボンを目視し、イヤホンをつけて、いざマンションの階段を降りる。

降りやすい。なんの抵抗もない。足元を見るとグレーだった。何となく守ってきた一線、でも部屋へ戻るまでも無い一線。図らずも越えてしまったフロンティア。そして手元に残る少しの寂しさ。


不安になるほどストレスフリーな歩き心地、そして今更認識される寝違えた左の首筋。

 


薬局へ着いて、店先のトイレットペーパーを手に取る。

店内で、新人のお兄さんがアドバイスを受けている。

 

肌寒くなると現れる、ラミーとバッカス。いつからか、バッカス派になっていた事を再認識するが、屍を越えられず両方レジへ持っていく。ポイント使って下さいとお願いした後で、レジがさっきの新人お兄さんだと気付く。「ポイント利用」へ少し揺らぐ瞳に、心の中で小さく謝る。でもレジ完璧です。ありがとう。

 


薬局を出て、隣のスーパー。少し安くなったハーゲンダッツ。誰かがオススメしていたフレーバーをレジへ持っていく。


今日から使い始めた畳の小銭入れ、お札の入ったお財布との使い分けにまだ少し戸惑う気持ちも、いぐさの香りに全て持っていかれる。

 


チョコとアイスという文字が頭をよぎるが、いいのいいのと家路に着いた。

 

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YouTubeでラジオ始めました。

作業のBGMや、人の声があったら良いなという時、良かったら覗いてみてください。

たわいないけど、あってもいい。そんな感じなら嬉しいです。

https://youtu.be/aVheeclV2U0

 

 

以上!ではまた

カーテンとレースと網戸を開けて

小さなこの部屋に流している音楽と、月の前を過ぎる雲とのテンポがおんなじで、なんとも心地が良い。

 


カーテンを開けた時は雲の向こうだった月が

直ぐに前へと進んできた。

 


月はとても遠くにあるはずよね

だけども今、

月と私の間にはうす〜いレースの様な雲だけ

それだって。掴めないようなふわふわしたものが重なってできた影。

月に比べると、

それでも雲の方がとっても近くにあるのよね、不思議

あんなに遠いのに

 


ジーッと月を眺めていると、

私が向こう側にいても、

同じように私の事が見えるのかなと

誰かと、私と、見つめあっている気がする不思議

 


そうして、月は一つしかないのよねと

今同じように見つめているのが、何もこの近くのでなく、日本の、でなく

どこかの国の、街の、通りの、だれかであったりもするのよねと

ましてや今は、

太陽を浴びているという人もいるのよねと、

そんなことを思うと、なんだか

 


ただバイトの連勤を終えて、明日は休みだからと夕涼みしている今晩も、大きな奇跡の中にあるような気がしてくる。

 

月がまた、雲の向こうに滲んだとしても

先に、奥に、光が見えているというのも、いいものですね。

 

 

 

おやすみなさい、今日も

今日は、カメラを向けたら一枚だけと決めて

公園へ行きました。

緑の沢山ある公園へ

 

 

種の異なる青葉が、陽を浴びて影を作っていた。

住所も扉も、鍵すら持たず

境界線無く共存しているんだなと

それぞれが自由に手足を伸ばし、

どこかが重なりながらも、深呼吸している。

 

 

池を囲うように設置されたベンチに座る人々は皆、呼吸が深い

目線の先、草の影からプラプラと揺れる脚が見え、

いいねと心の中で呟く

前を通る時、その陽気な揺れの持ち主がお婆さんであったと知り、

なおのこといいねと親指を立てる

 

 

パーパー〜 」という遠くの大きな声に

「なぁーにぃ〜」という遠くの大きな声が答える

 

 

池の岸を掴んで、水面とほぼ水平に伸びた大木

豊かな葉も、水面も、繋がるか繋がらないかの所でゆさゆさと風に揺られている。

 

水鳥の雛が、ドゲピーの

「チョッケプリィー!」の「リィーーー!」の音で鳴く。

 

今日は公園へ行きました。

緑の沢山ある公園へ

 

どれも音がしました。

呼吸をしているものからは、どれも音がしていました。

瞳で捉えきれる物よりも、遥かにカラフルでした。

 

 

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早生まれ制度を無くすか、学年の確認を無くすかして

先日24歳になりました。


1月28日です。


平日です。

平日ですよね、なんて言うか。


祝日な訳では無いんです。

なんて言うかね。


体が虹色に光ったり、体内から音楽が溢れたり、

ビリビリと痺れたりカラフルになったり、

そんな変化が有る訳ではなくて、


だけどふわっとした、

少しだけふわっとした、平日。

 

 

24て。6×4

 

大体ですよ、大体。

1つ目は、生まれてから幼稚園の卒業まで

2つ目は、小学校の6年間

3つ目は、中・高生の6年間

4つ目は、大学の4年と卒業しての2年間


5つ目を迎える頃には、30になる。

4つの前例から見ると、


24~30までの6年間も


等しく、

めちゃくちゃ何か、

あるくさい

 


こうして、あえて気にしているのは

今だけでしょうけれど、


気付けば今日の様に、

過ぎた地点から

振り返っているのでしょうけれど。

 

 

それにしても、

防御力「0」で出て来たのに

24を迎えられたという事は、


出て来た瞬間から、


もっと言うと、出て来るずっと前から、

万全で保護してくれる人達が居たから。


6年あれば、迎える側に居るかもしれないな

 

 

さあ24歳。

新しいタイトルの1年が始まりました。


23はそうだな、

「気付き-変容」だったかな

 


さて、24

私は既に幸せ。

今日、今、目に映る物を、幸せにしていく。

 


 

 

それでは

 

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永遠にともに

「ながら食べはいけないよ」ってよく聞くし、

うん、そりゃあまぁ良くは無いよな。

とは思うけど、

実際のところ、しちゃうじゃない。

 

 

今朝

朝ごはんを食べる前に

「ながら食べはいけないよ」を思い出して、

テレビを消してから食べ始めました。

すると、心の中では

f:id:o39mogmog:20200820075044j:imageという事が起こりました。

 

私は基本的に「おいしい」を心の中で反復しながら

偶に音に出してしまいながら食べるので、

「あぁ〜美味しい」「わぁ、おいしい」と、

これはいつもの様に、

 

そして、いつも以上にのろのろと、

鯖などを味わい、食べ進め

 

 

ほどなくして

「あ、ちょっとお洋服でも見てみるか」と

左手で携帯を触り始めました。

 

すると、心の中では

f:id:o39mogmog:20200820081328j:imageという事が起こりました。

 

 

ハッ!!!!!

 

 

 

え、何

 

なん

 

なんか

遠退いた!美味しいが遠退いた!!

 

ずっと「おいしい」んだけど、めっちゃ遠い

 

遠くから微かに、控えめに届いた「おいしい」。

 

 

いや

こりゃいかんな

勿体ないやっ、と

 

即座に、携帯を机にぺイーんして、

 

 

また、のろのろと、

サバなどを食べ始めました。

「わぁ、染みる」「あぁ〜おいしい」

 

 

もう

 

もう離しません、

 

もう離しませんよ。

 

 

 

私は今日の朝ごはんを

良く、食べました。

 

ごちそうさまでした。

とても美味しかったです。

 

 

最善

最近、私は晩御飯を食べません。‬

 

‪だけど金曜の夜は一杯行っちゃおうっかなと、

焼肉なのか、ケンタッキーを買って宅飲みなのか、を考えながら、昨晩の20時台、キムチなどをお供に、

明日を待たぬ早々の一杯。

 

寝る支度をした後も結局、25時くらいまで、どうせ明日の私の気分次第だと知りながら、この二択について何度も通った回路をボーッと、歩き続けました。

 

 

 

‪そうして目覚めた今朝、

 

 

 

‪身体が重たい‬

 


近頃綺麗に空腹で眠り、とってもクリーンになっていた私の胃が、少しのおつまみを抱えて眠った結果、おぉ、

 

 

 

‪あぁ、

 

 


あぁ、やぁ、正直、今晩の私、

‪昨夜の夜更かしを無下にするんでないかね私‬、

 

 

 

Hey, what's up? 私、

 


晩は迫る

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